陽光フーズの理念

次の世代へ命を継ぐためになくてはならない食料は、出来る限り国内で生産し、自給できる体制を―

農薬や食品添加物を含む食品を食べ続ける日本人の身体と精神の異常が進行しています。
健やかな命は安心安全な食物によって育まれるのですから、本来の健やかな命・心身を育んでゆくには、日本の風土で育ち、かつ農薬や化学肥料・化学合成添加物などを極力使用していない、安全な食物をいただくことが不可欠と考えています。
もう一つは、今日の世界的な異常気象の激化です。大地の汚染・毒化が進み、しかも、大部分の食糧を海外に依存する今の日本の状況では、近い将来、食料が不足して手に入らない事態を招きかねません。それを防ぐ為には、裾野である農の世界を、昔のように甦らせてゆかなくてはなりません。次の世代へ命を継ぐためになくてはならない食料は、出来る限り国内で生産し、自給できる体制をつくる必要があると考えます。
安心安全な作物を安定的に確保することは、私共日本人の健やかな命を継いでゆくための最重要課題の一つです。

取り組み

健やかな命をはぐくむ―この喜びを共有することが支援を継続していく原動力

私共のこの理想・目標に向かうための業務の第一が「生産者支援」です。
昔の清浄な大地を甦らせるために、日々、大地を耕し・守り、出来る限り化学合成農薬・化学肥料に頼らず、そして日本に住む人達の健やかな命を育てる作物をお世話されている生産農家を、皆で支援させていただくことが何よりも重要であると考えています。

生産者支援の具体的な取り組みが「野菜・果物セット」の推進です。慣行で栽培される作物に比べ、農薬や化学肥料を控えて栽培される作物は、天候や気温に大きく左右され、病虫害にも遭いやすく、予想収量の２割しか収穫できない年もあれば、予想以上の収量が取れる年もございます。そのため、生産活動に密着した支援体制が必要不可欠であり、
①生産者の数に相応の消費規模（消費者）の確立。
②その時々の収穫量に即応できる流通システムの確立（野菜セット等）。

以上の2点が、特に重要と考えています。
「好きなものを、好きな時に、好きなだけ」買える市場システムでは、天候に大きく左右される農業の性格には馴染みにくいのです。たとえ選ぶことはできなくとも、まとめてセットで購入していただくシステムであれば、その時々に収穫された作物を無駄なく届けることが可能です。
生産者が喜んで生産活動を続けられれば、大地は甦り、その大地から収穫された作物を食べることで、私たちは健やかな命をはぐくむことが出来るのです。この喜びを共有することが支援を継続していく原動力になるのです。また、生産農家の後継者育成・若者の就農のためにも、もう少し強固なネットワークづくりを目指したいと思っています。現在、約1,200世帯の方々が参加して下さっていますが、少なくとも3,000世帯まで拡大させていただくという目標を立てています。